最近の薄いノートパソコンにもの申す
最近のノートパソコンは
軽い
薄い
格好いい
を各メーカーが押し出していますが…
使いやすさはどこへ行った?
アップルのMacBookに対抗してなのか
一昔前のスマホ並の薄さ
今までのモデルとは比べものにならないほど圧倒的な軽さ
デザイナーとかに設計をしてもらったかのような格好さ(もしくは設計してもらった)
富士通、NEC、VAIO、HP、ASUSなどいろんなメーカーが上のような製品を出していますが、各社ともに残念すぎる。
軽くてビジネスに最適とか言っているが、趣味に使うならともかく、こんなパソコンがまともにビジネスに使えるはずがない。
実際に外回りがこんなパソコンを使っている会社は、私だったら願い下げですね。
まずはその理由を述べていきたいと思います。
1.打ちづらすぎるキーボード
薄くしすぎた弊害の一つとして、キーボードが凶悪レベルに打ちづらいです。
キーストロークが1.5ミリ未満で打ったときに、底打ち感が酷くてすぐに指が疲れて痛くなります。
また本体底面が接地面から少し離れるようになっている物もありますが、薄いと手を置いているだけでしなってしまい、キーを打つとたわむ物があります。
私が愛用しているLet’snote SX4は2mmあるのでデスクトップには負けますが、ある程度打ちやすく長時間タイピングをしていてもあまり疲れません。
2.拡張性が皆無
これも薄くしすぎた弊害で、ビジネスシーンで必要なポートが削られています。
オフィスではセキュリティ対策等の理由で未だに有線LANが大活躍していますが、これらのパソコンにはほとんどと言ってもいいほど付いていません。
いざプレゼンをしようとしたときにも問題が発生します。薄いパソコンにはVGA(D-Sub 15pin)端子が付いていません。酷いときにはHDMIですら付いていません。
最近出来た企業や社屋であれば、ほぼ確実にHDMIに対応していますが、社屋が古い場合などで古い設備を使っている場合があります。その場合確実にVGAポートが必要になります。
社内であればまだ同僚から変換アダプタを拝借することが出来るかもしれませんが、社外の取引先でならどうでしょう。プレゼンに必要な物すら持ってこられないとなればその場で取引はなくなるでしょう。
また普通に業務するにも支障をきたすでしょう。USBの数が足らない、そもそもUSBがtypeCしかなくて普通のUSB端子がない、郵送するためのDVDが焼けない、等々
とてもこんなパソコンではスムーズな業務をするのは不可能です。
Let’snoteやThinkpadであれば全部付いています。ビジネスマンがなぜこれらを選ぶのがよく分かるでしょう。
3.熱に弱い(性能が低い)
薄くして、ファンを搭載するスペースもないとなれば、ファンレスにするしかありません。
Coreiシリーズをファンレスにするにはそれ相応の手段が必要です。(バカでかいヒートシンクとか)
当然薄いことでヒートシンクも満足に付かないし、機能しないとなればCPUの性能を下げる以外にありません。
Core-Mプロセッサが選択肢として上がってきますが、これは性能があまりよくなくオフィス業務をするにも性能不足です。
Word、Excel、ブラウザを開いてそれらを切り替えながら作業するのにも、軽いフリーズが頻発しイライラすることでしょう。
また冷却が貧弱なので、上手くエアフローが確保されていなくて、筐体が熱くなり、2in1モデルでは手に持って動画鑑賞やブラウジングをしていると夢中になっていて気づいたら低温火傷になっていたなんてことにもなりそうです。
ここまで読んでまだ薄くて、軽くて、格好いい見た目だけのパソコンを買おうと思いますか?
こんなパソコン使っていられませんよね?
少なくとも私は無理です。一週間持たずに窓から放り投げるでしょう。
高い買い物をするときは外見だけで選ばずにちゃんと中を見て買いましょう。