ADに属さないクライアントからWindows Serverの管理
Windows Serverを普通のクライアントから管理する方法です。
ADは構築してないけど、Windows Serverをリモート管理したいという人向けです。
手順
- まず最初に管理をしたいサーバーで
sconfig
コマンドを管理者権限があるコマンドプロンプトかPowerShallで実行してリモート管理を有効にしてください。 -
サーバーをリモート管理したいクライアントで以下のリンクからOSのバージョンに合ったリモートサーバー管理ツール(RSAT)をダウンロードしてインストールしてください。
Windows オペレーティング システムのリモート サーバー管理ツール (RSAT) – Microsoft -
クライアントのコマンドプロンプトからサーバーのWinRMを登録します。以下のコマンドを実行してください。
winrm set winrm/config/client @{TrustedHosts="<リモートサーバーのホスト名>"}
もしDNSサフィックスの登録をしている場合はそれも含めた値にしてください。
例1 : ホスト名がWinSrvの場合
winrm set winrm/config/client @{TrustedHosts="WinSrv"}
例2 : ホスト名がWinSrvでDNSサフィックスがtsurai.workの場合
winrm set winrm/config/client @{TrustedHosts="WinSrv.tsurai.work"}
-
クライアントで
コントロール パネル\システムとセキュリティ\管理ツール\サーバー マネージャー
を起動します。 -
サーバーを登録します。
5-1. サーバーマネージャーの右上の「管理」から「サーバーの登録」をクリックしてください。
5-2. 「DNS」のタブをクリックして検索窓にサーバーのIPアドレスを入力して検索してください。
5-3. 下にサーバーの検索結果が表示されるのでダブルクリックして登録してOKをクリックしてください。
5-4. サーバーマネージャーの左のペインから「すべてのサーバー」を選び、サーバーの一覧から登録したサーバーを右クリックして、「管理に使用する資格情報」を開いてください。
5-5. ユーザー名とパスワードを求められるので、以下の形式で入力します。
ユーザー名: <サーバーのホスト名>\<管理者権限のあるユーザー>
例 : WinSrv\Administrator
以上で完了です。